中国美術とは?基礎からおススメ美術品まで紹介
美術品に興味がある方なら、中国美術も気になる存在でしょう。中国美術の初心者の方のために、基礎からおススメの美術品を紹介します。美需品の鑑賞や収集に興味がある方は、中国美術の良さにも触れてみましょう。
■中国美術の種類とは?
・陶芸品
中国の陶芸品は、新石器時代の頃からの作品があります。大別すると白磁と青磁の2種類です。白磁は北斎時代からの始まりで、青磁は殷の時代までさかのぼる古いものもあります。
・書画
中国には有名な書家がいます。長い歴史の中で多くの作品が生み出され、価値があるものでは数百万円の値がつくものもあります。有名な書家は王義之、王献之などです。レプリカも多く出回っているので、手に入れたいと考えているなら信頼できる場所で購入しましょう。
・絵画
中国絵画の歴史は古く、先史時代のものもあるといわれています。古いものでは彩色画、人物画・花鳥画などが出回っています。顧愷之、呉道子などの有名な画家の作品があります。
■中国美術の人気がある理由
・富裕層が購入している
近年中国経済が成長しているため、世界各国の富裕層が中国美術を買い求めています。また、中国の富裕層が中国美術を持つことで、ステータスをアピールすることもできます。このように中国美術は世界的にも注目されているので、今後価格が上昇すると予想されているため人気です。
・中国からの持ち出しが禁止されている
中国美術は国内からの持ち出しが禁止されています。そのため、それ以前に国外に持ち出された美術品が、高い値段で出回っている現状があります。ものによっては当時よりも高値が付いているものもあるので、中国美術は注目されているのです。
・日本にある中国美術も高値で取引
古くに中国から日本に流出した中国美術も多くあります。有名な美術品の場合は、中には1,000万円を超える金額で取引されたものもあります。国外に持ち出された中国美術品を中国の富裕層が買いに来るため、高値での取引が可能となっているのです。
■中国美術の買取
・そのままの状態で売る
中国美術品は1点ごとに価格が違います。それぞれの状態でも価格が変わってくるので、古いものはそのままの状態で売りにだしましょう。綺麗なほうが高値になると勘違いすると、逆に安くなる可能性があります。無理に手入れをすれば破損してしまい、価値が下がる恐れもあるでしょう。
・古いものにこそ価値がある
中国美術は持ち出しが禁止されていることもあるので、近年購入した美術品が高値で売れることは少ないです。それよりも祖父母の代から大切に保管されていた中国美術品に価値が出てくる可能性があります。
・傷んでいてもOK
中国美術は痛みや汚れがあっても、買取が可能な場合があります。希少性の高さで買取価格が判断されているためです。中国美術は箱などの付属品は拘ることが少なく、そのものの品の良さで判断されています。
■中国美術の価格一例
・翡翠
中国美術で翡翠は定番です。アクセサリーとして加工されたものや、香炉として出回ったものなどもあります。翡翠は大きいほど価格が高くなるのが特徴です。出回っている翡翠の美術品は、安くても4万円からの価格がつくことがあります。
・珊瑚
珊瑚も中国美術品として出回っています。加工されている珊瑚はもちろん、アクセサリーになっているものも美術品としての価値があります。色は濃ければ濃いほど価値が出やすいのが特徴です。サイズも大きければ価値が高まるでしょう。価格は10万円以上つくものがあります。
・書画
中国の書画の歴史は古く、中国美術の代表的なものだといえます。とくに年代が古い作家が書いたものは、価格が高くなる傾向があります。オークションで出回っているものは、ときには数千万円や数億円での取引となるケースもあるくらいです。
■中国美術のお店を利用するコツ
・偽物が多く出回る
中国美術は偽物が多く出回っているので、美術品を買い求める場合は、必ず専門家のいるお店を利用しましょう。売却する場合は、数店舗で鑑定してもらうのがポイントです。少なくとも骨董品に詳しい専門家のいるお店で見てもらいましょう。
・世界中の販売網を確保
中国美術品は世界中に収集家がいるので、世界中の販売網を持つお店だと、高値で買い取ってくれる可能性があります。中国人の富裕層だけでなく、世界的な販売ルートが確保されているお店がおすすめです。
・直販で買うことができる
古くから営業を続けている骨董品屋では、お得意様だけに直販で販売するお店もあります。市場ではなかなか出回らない中国美術を求めたい場合は、そういったお店を利用するのもひとつの方法です。
もっと中国美術のことを学びたいなら、下記リンクをクリックしてみてください。
■まとめ
中国美術は非常に歴史が古いものも多く出回っているので、世界各国のコレクターが存在しています。今後の値上がりを見込んで早めに購入したいと考えている方も多いようです。中国美術に興味を持った方は、もっと知識を深めて美術品を楽しんでみましょう。
0コメント